看護師・助産師資格W資格は大変?勉強の仕方やコツはあるの?

 



はじめまして!看護師れんと申します。

私は4年制大学で、看護師と助産師のW資格を受験しW資格取得に成功しました。

今回は、学生時代の勉強の仕方や方法について紹介していきます。

 

 

 

☑看護師・助産師W資格取得は難しい?

 

4年制大学に通い、看護師資格取得だけならば私的にはわりと簡単に取得することができます。簡単と言っても、地獄の実習や記録地獄に耐えることは必須です(泣)

ですが、考えても見てください。大学ならば4年間も、あるのです。

 

看護師資格取得をする場合、私の様に4年制大学の他、3年生の短大・専門学校や、2年生の看護学科やコースがあります。短くて2年間で取得するところを、4年間で学べる大学は、より詳しい授業を受けれますが、かなり時間に余裕があるのです。バイトをしたり、友達と自由に旅行へ…なんて助産師専攻するまではかなり自由に遊んでいました。もちろん必要最低限の勉強は必須です。単位を落とすなんて事はもっての他ですが、ストレスなく過ごしていました。

 

せっかく4年制の大学にいるのだから、もう1つ資格を取り、将来の選択肢を増やそうと、助産師専攻に挑みました。赤ちゃんも好きだし、母性看護もかなり好きだったので助産師専攻の試験を受けて、5名という狭き門でしたが無事合格しました。

(私の大学では⓵看護師+養護教諭 ⓶看護師+保健師 ⓷看護師+助産師を2年後期に選択できます)

 

いつも90名近くで大講義室で皆と勉強していたのが、たった5名での授業になったのは新鮮で、仲間意識も高まり皆で乗り越えよう!とやる気に満ちていましたが、その勉強内容や実習は看護の実習や勉強を超えました…泣

 

助産師資格取得には、必須項目の授業を受け、病院や助産所での実習を行い、正常分娩(赤ちゃんを取り上げます)を10例程こなさなければなりません。

医師や助産師、学校の先生もついてはくれているものの、自分の手が小さな命に初めに触れる責任の大きさはかなり大きく、泣く事も多々ありました。

 

 

 

当然のことながら、助産師の指導も熱が入り、看護実習の時とは比べものにならない程の地獄でしたが、命を預かる責任があるので当然です。

10名の赤ちゃんを取り上げなければならないという事をクリアする必要があるので、夜間帯も携帯を握りしめて待機をしていました。

(夜中や朝方にコールがある事が多かった…泣)

 

色んなお母さんや赤ちゃんとの出会いと、助産師や医師、先生のおかげでとてもとても濃厚で実のある助産実習をなんとか乗り越えることができました。

その頃には看護師・助産師国家試験まであと2~3か月程です。

 

助産実習中はとてもじゃないけど私は看護師の勉強を全くしていませんでした。というか、全くできませんでした(笑)

要領の良い子は移動時間にでも、携帯アプリで国試の勉強をしていたようですが、私は暇さえあればまずは睡眠を優先していましたね(笑)

 

ですが、助産師の勉強を本格的に行う前に、看護の基礎になる部分は大方勉強しており、模試でもまずまずな成績を収めていました。

下記で詳しい勉強方法についてはまとめてますが、あらかた勉強をしていたおかげでぎりぎり看護と助産の勉強を終えて、助産実習という1つの壁を乗り越え一歩成長した仲間と共に、受験に挑みました。

 

ここまで読まれた方も感じられたと思いますが、助産師資格を取るにはかなりの覚悟が必要になります。当初5名いた仲間も、途中で1名離脱し最後は4名で受験しました。厳しい助産師専攻試験を乗り越えても、更に厳しい毎日が待っています。

ですが、厳しくしてくれているのは「私達を成長させるため」「小さな命を預かるので当然だ」と前向きに捉えていきましょう。

 

実際に、学生でありながら医療の現場に深く関われる事は、私にとってはかなりプラスになりました。他の友達より先に、現場を知れて、国家試験問題を解いていても、「あぁ、この時に使えそうな問題だなぁ」なんて想像しながら勉強できて、かなりはかどりました!

 

結論、看護師資格+助産師資格のW資格取得はかなり大変!!あまり根性論は好きじゃありませんが、本当にあなたのやる気と行動次第です。分からない事だらけで不安に思う事も多いと思いますが、この記事が少しでもあなたの役に立てればと思います。

 

 

 



☑看護・助産の勉強の両立

 

上記でも紹介した通り、私の大学は2年生後期に、看護師+助産師・養護教諭保健師の専攻を選択できます。

助産師専攻を選ぶなら、2年生後期からバイトを辞めなさいと先生から言われます。

それほど大変な道のりなのか?と思っていましたが辞めて大正解です。要領に自身のある方は続けても良いかと思いますが、おすすめはできません。

では、私が実際に行った勉強方法をまとめて紹介します!

 

1.看護の授業、実習、助産の授業、実習を把握し長期的な勉強スケジュールを立てましょう。

 

私の大学では自分で授業を選択し、必要な単位数あるか自分で把握し登録しなければなりません。そのおかげで、必要な講義数やその簡単な授業内容まで把握できるので学生としては有難かったですね。

 

まずは、助産師専攻試験までに、この分野のこの範囲まで勉強しよう!と目標を立てました。具体的には、自分で買った国家試験対策の問題集1冊を1回は網羅できるように、ページ数と助産師専攻試験までの日数とを把握して、1日に何ページすれば1冊勉強できるかを計算します。私はそれを下記の様に手帳に記入していました。

 

6/3 〇〇問題集〇P~〇Pまで 

 

おかげで2年生の時の模試では、毎回学年10位以内をキープしていました。

助産師専攻試験についても同じ様に、試験範囲が発表されてから、その範囲のレジュメや教科書を試験当日までに網羅できる様に、1日何Pすれば良いのか割り振って勉強していました。

 

助産師専攻試験の時は、かなり本気で勉強したので、少しのフレーズを言われると全て暗唱できるようになっていました(笑)

少しやりすぎたところもありますが、助産師専攻を受けるメンバーが、全員学年上位の成績を収めている人達ばかりで不安だったのです。ここまですれば合格できるだろう、と思い、結果暗唱するまでに至りました(笑)

 

自分で決めたことを毎日行っていると、徐々に自己効力感を得られてきてプラスでしかありません。自身がつくと、人は新しい事にチャレンジする意欲や他の分野に手を出す勇気が出てきます。実際私はこの方法のおかげで資格取得できたなと実感しています。ぜひ実践してほしいですね!

 



 

2.助産師の勉強が本格的に始まる前に、看護師の国家試験対策を早めに始めましょう。

 

看護師国家試験問題は、毎年出版されますが大きく問題内容が変わることは少ないでしょう。強いて言うならば、最近の傾向では状況設定問題が増えてきています。それは看護師試験だけでなく、助産師試験も同様です。ですが、内容が全く違う訳ではないので、始めは安く売られている過去の問題集を購入しても良いと思います。

 

試験勉強は早く始めるに越したことはありません。助産師試験を受ける方ならなおさらです。私の様に、助産師実習中に同時進行で看護師の国試対策ができない方は多いと思うので、忙しくなる前に早めに看護師の勉強に手を付けておきましょう。

看護の勉強を少しでもしておくことで、助産実習が終わった後の心の余裕はかなり違います!

 

*補足ですが……私の友達は、国家試験は看護師だけだったのですが、その勉強を始めたのは2~3か月前。それでも余裕で合格していました(笑)

 

 

3.その日行う勉強の明確な目標を立てましょう。

 

看護計画でも目標は書きますよね?今どうなっているのかは分からないけれど、私の時はこの看護実習で何を学ぶのか明確に記載を求められていました。

自主勉強でも同じように目標設定を行い勉強する方法を私は採用しました。目標をもつことで、計画的に勉強することができ、達成感も得られます。

 

私の場合でいう目標と言うのは、1.でも紹介した、「1日〇Pまでする!」というものになります。また、大きな目標として、「何月までに〇分野をする!」という様な大まかな計画も立てていました。

 

これは、学生時代の勉強に限らず、人生の計画としても目標を立てることはかなり有用です。無駄な時間を過ごすことがなくなる訳ですから、毎日意味のある時間へと変わります。



4.必ず休憩しましょう。

 

私は休憩をすることも目標の1つとして考えています。誰でも勉強ばかりだと集中力は切れるし、疲れるし、やる気低下に繋がります。私は休憩はかなり大事な目標の1つだと思っています!

「〇時~〇時までは自由時間」という様に、しっかりと1日のスケジュールの中に休憩時間を確保していました。これは国家試験間近でも同様です。

いくら後数日に試験を控えていると言えど、休憩をしなければ今まで自分が行ってきた勉強の成果を発揮することができません。

休む時はしっかりと休みましょう!

 



 

上記4つの事を毎日行い、勉強することで私は無事に看護師・助産師国家試験を突破することができました。私が学生時代には、あまりW受験の勉強の仕方や、体験談を書いている方が少なく、特に助産師学生の記事はかなり少なかったのです。少しでもこの記事を読んだあなたの夢の助けになればと思います。